2025年新たにリフォームや新築で利用できる補助金制度が発表されました。今回のリフォーム補助金は国土交通省・環境省・経済産業省といった3省が連携し、広範囲にわたるリフォーム補助金の申請をよりスムーズに行うことができます。
各省のリフォーム補助金
1:子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省)
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2025年に新築(注文、分譲住宅含む)・住宅リフォームで活用できる補助金制度です。名前に「子育て」とありますが、全世帯対象です。(条件を満たす必要あり)
必須工事と附帯工事(任意)の組み合わせが可能で、下記にある必須工事の3つのうち2つを実施する必要があります。
必須工事
- 窓やドアなど開口部の断熱性能を向上させる改修
- 躯体の断熱性を高める改修
- エコ住宅設備の導入
任意工事
- 子育てしやすい住環境を整えるための改修
- バリアフリー化を目的とした改修
- 空気清浄や換気機能を備えたエアコンの設置
※任意の工事は、必須工事とあわせて行った場合に補助対象となる。
補助金額
必須工事3つ全てを実施する場合・・・上限60万円/戸
必須工事3つのうち2つを実施する場合・・・上限40万円/戸
対象期間
リフォーム工事は、2024年11月22日以降で、当事業の予算上限に達するまでに着工されることで、遅くとも2025年12月31日までに開始されることが条件となります。
詳細についてはこちらをご確認ください
2:先進的窓リノベ2025事業(環境省)
制度目的
既存住宅の早期の省エネ化を図り、エネルギー費用負担の軽減及び住まいの快適性の向上と、2030年度の家庭部門からのCO2排出量66%削減、「ウェルビーイング/高い生活の質」の実現に貢献するとともに、先進的な断熱窓の導入加速により、価格低減を促進することで関連産業の競争力強化・経済成長を実現し、くらし関連分野のGXを加速させることを目的とする。
補助内容・金額
高い断熱性能を持つ窓やドア(熱貫流率(Uw/Ud値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)を設置した場合、補助金の対象となります。
補助金は最大200万円/戸となります。
詳細はこちらをご確認ください。
3:給湯省エネ2025事業
給湯省エネ2025事業は、エコキュートをはじめとする高効率給湯器の普及を通じて、家庭での省エネルギー化とCO2排出削減を推進するものです。
給湯省エネ2025事業の基本的な仕組み
給湯省エネ2025事業では、以下の高効率機器の導入を支援します。
- ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
- ハイブリッド給湯機
- 家庭用燃料電池(エネファーム)
補助金申請は施工業者が代表しておこない、交付された補助金は工事発注者に還元される仕組みです。
また、電気温水器や蓄熱暖房機の撤去時には追加補助も提供されます。
補助金額について
対象の高効率給湯器は次の3種類で、機器ごとに基本の補助額が異なる点が特徴です。
- ヒートポンプ給湯機(エコキュート):12万円/台
- ハイブリッド給湯機:13万円/台
- 家庭用燃料電池(エネファーム):20万円/台
戸建て住宅の場合は、いずれか2台までが補助対象です。
詳しくはこちらをご確認ください。
賃貸集合給湯省エネ2025事業
賃貸集合住宅に特化した補助金制度もございます。
追い焚き機能なしエコジョーズ/エコフィールへの取替:5万円/台
※共用廊下を横断してドレンレールを敷設した場合:8万円/台
追い焚き機能ありエコジョーズ/エコフィールへの取替:7万円/台
※浴室へのドレン水排水(三方弁、三本管(二重管含む))工事の場合:10万円/台
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